LINE VOOM(ラインブーム)とは?使い方や注意点を解説!

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LINE公式アカウントで集客アップを検討・実施している企業の中には、「そもそも友だち登録者が増えなくて悩んでいる」という方もいるかもしれません。

LINE公式アカウントは友だち登録者に対して一人一人にあったコミュニケーションを実施して売上につなげていくものですが、友だちを増やす部分は別で考えなければいけません。

Webサイトや実店舗から友だち登録を促したり、LINE友だち追加広告といった複数の方法があり、マーケティング担当者は新規友だち獲得に頭を悩ませていることと思います。

 

2021年にリリースされた「LINE VOOM」は、広告費をかけずに友だち登録者数を増やす1つの選択肢となり得ます。しかし、LINE VOOMは従来の「友だち」とは異なる「フォロー」の概念があり、違いを把握しておく必要があります。

そこで今回は、LINE VOOMの知識・マーケティングに有効活用する方法を紹介します。

また、マーケティングに関わる人向けに作成したできます。ぜひご覧ください。

 

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LINE VOOM(ラインブーム)とは

LINE VOOMとは、メッセージアプリがベースとなっているLINEが提供する動画サービスです。
LINEの中でもSNS的な機能を持つ「タイムライン」を動画中心のコンテンツへとアップデートしたサービスがLINE VOOMです。

昨今のSNSのトレンドはTikTokに代表されるショート動画なので、LINEでも同様の機能が追加されたと考えられます。
また、LINE VOOMは従来の友だち関係ではなく、「フォロー」した相手の動画を見ることができます。

このフォローはLINE VOOMだけで有効になるため、LINE VOOMで御社のLINE公式アカウントをフォローしたからといって友だちになるわけではなく、LINEメッセージを送信することはできません。 LINE VOOMは、LINEの友だちからは独立して管理されている空間で、友だちではなくフォローベースでコンテンツを楽しむことになります。

LINE VOOMで楽しめるのは、個人ユーザーや企業のLINE公式アカウントが投稿したショート動画です。LINE VOOM イメージ

画像引用元:LINE for Business「コラム|運用テクニック
従来タイムラインになっていた画面下のタブからLINE VOOMを開くと、まずいくつかのショート動画を見ることができるはずです。

これはLINE VOOMにある2つのカテゴリーとなる「おすすめ」と「フォロー中」のうち、おすすめに入っている動画で、ある程度人気の高いものが表示されます。

この中から気に入った動画を投稿している個人ユーザーや企業のLINE公式アカウントをフォローすれば、フォロー中のタブから動画を見られるようになります。

LINEのタイムラインとの違いは?

LINE VOOMは従来のタイムラインをアップデートしたサービスですが、従来のタイムラインとは異なる内容になっています。

タイムラインはLINEで友だちになっているアカウントの投稿を見ることがメインの機能でしたが、LINE VOOMではフォローしたアカウント+フォローしていないがLINEおすすめの動画投稿を見ることができます。言い換えると、友だち同士のコミュニケーションからInstagramやtiktokのように企業にとって拡散・認知に使えるプラットフォームになったというわけです。参考:LINE for Business「タイムライン」リニューアルのお知らせ

企業がLINE VOOMに投稿するメリット

LINE VOOMは、友だちを増やしたい企業のマーケティングにとって有効な手段になり得ます。
利用するメリットは、大きく分けて次の3つとなります。

外部への拡散性がある

LINE VOOMは「おすすめタブ」があり、そこではLINE側のアルゴリズムでおすすめの動画がどんどん再生されます。LINEに「この動画は質の高いコンテンツだ」と判断されれば、LINE VOOM内で拡散され、フォロワー以外の人にまで情報を伝えることが可能です。
質の高いコンテンツと判断される要素は公開されていませんが、Instagramのリールやtiktokと同様であるとするならば以下の要素が考えられます。

  • いいね(スタンプ)数
  • コメント数
  • シェア数
  • 動画の再生回数
  • 動画の再生時間

個人ユーザーではなく企業アカウントの動画であっても、この要素を満たしていれば質の高い動画と判断され、おすすめに載る可能性が高いです。ユーザーは自社のVOOMプロフィールページを見に来て、質の高い動画が定期的に投稿されているな、と感じればフォローしてくれるでしょう。フォロワーのスマホ画面には自社の動画がより多く再生されるようになっているので、WEBサイトやLINE公式アカウントへの友だち登録の訴求に触れる回数が増え、結果として企業の集客・売上アップにつながります。

▼関連記事LINE公式アカウントで効果的に集客を行うポイントとは?メリットや成功事例を紹介

気軽なコミュニケーションが可能

LINE VOOMでは、ユーザーとLINE公式アカウントのトーク機能よりも気軽にコミュニケーションをとることが可能です。動画にはいいねやコメント欄があり、そこでコメントのやり取りをすることが可能だからです。

またゲーミフィケーションという「ショート動画をゲーム化」することによりユーザーのアクションを促す施策もあります。例えば美肌診断や天職診断などの診断コンテンツを動画化することで、ショート動画に対する反応率を上げたりLINE公式アカウントへの訴求が可能です。

無料でいくらでも投稿できる

LINE VOOMは利用費が必要ありませんので、無料で情報が発信できます。

LINE公式アカウントでは、無料のプランの場合、毎月の送信メッセージ数が制限されますが、LINE VOOMであれば無制限で利用可能です。

LINE公式アカウントで友だち登録してくれた顧客に対して、メッセージで情報を送信することも大切ですが、それに加えてSNS的な情報発信を組み合わせることで、新規の見込み顧客を獲得することにつながります。▼関連記事LINE公式アカウントの導入・運用料金とは?無料版と有料版の違いを徹底解説

LINE VOOMで使える機能

予約投稿

LINE VOOMではコンテンツを事前に用意して「予約投稿」することが可能です。
ビジネスで使う際には、例えば通勤時間帯に見てほしい場合、事前に投稿内容を用意して予約投稿を行うと、朝の通勤時間帯に自動的に投稿されます。

写真・動画のアップロード

写真や動画をSNSのように投稿できるのが、LINE VOOMの特徴となります。

スタンプ

無料で100種類以上のスタンプも投稿可能です。

クーポン

LINE VOOMがビジネス寄りの機能として用意しているのが、このクーポン機能です。
ただしクーポンは事前に準備する必要があり、クーポンを発行できるのは個人用のLINEではなくビジネス用の「LINE公式アカウント」のみとなります。▼関連記事LINE公式アカウントのクーポン機能の概要や活用方法を紹介

URL

投稿にURLのリンクを貼ることも可能です。
URLをペーストして投稿すれば、自動的にリンクが作成されます。

リサーチ

LINE公式アカウントであれば「リサーチ」というアンケート機能を使うこともできます。▼関連記事LINEのリサーチ機能とは?設定手順から機能の詳細・活用方法まで

位置情報

LINEではメッセージに位置情報を入れることができますが、LINE VOOMにも同様にお店の場所などの位置情報を投稿できます。

LINE VOOMの使い方

ここでは実際にLINE VOOMの使い方を解説します。。

LINE VOOMに投稿する

LINE VOOMに投稿する方法を説明します。

投稿するためにはLINE VOOMの画面を「おすすめ」から「フォロー中」に切り替えます。
フォロー中の画面では画面右下に「投稿」アイコンが表示されますので、これをタップします。

次に投稿画面が表示されますので、ここにテキストを入力すれば投稿可能となります。

テキスト以外に写真や動画を投稿する際は、この編集画面の「写真」「カメラ」アイコンをタップして、メディアを選択します。

最後に画面右上の「投稿」をタップすれば投稿完了です。

公開範囲を設定する

LINE VOOMでは投稿の際に、投稿をどこまで公開するかという公開範囲が設定できます。

投稿をすべての人に対して公開するのなら「全体公開」
特定の人だけなら「公開リスト」
自分用の保存だけなら「自分のみ」
を選択します。

公開リストはLINE VOOMを見せたいLINEの友だちを選択して作成できます。

友だちをフォローしたい時は

LINEの友だちのLINE VOOMをフォローしたい場合は、LINE VOOMの画面右上にある自分のアカウントアイコンをタップし、「フォロー中」を選択します。

ここで今フォローしている相手が表示され、「友だちリストを見る」で追加画面が表示できるので、ここから追加しましょう。

LINE VOOMに関するよくある質問

友だちとフォローの違い

同じLINE上での関係なので、友だちとLINE VOOMのフォローは同様と思えますが、この2つは明確に異なります。LINE VOOMでフォローしたとしてもLINEの友だちには追加されません。
フォローされたからと言って企業側からユーザーへLINEのメッセージを送ることはでききないので注意が必要です。

LINE VOOM経由で友だち追加できる?

一般ユーザーは、VOOMで動画を視聴したLINE公式アカウントを友だち追加することが可能です。

フォローしている公式アカウントを友だち追加したい場合は、公式アカウントのvoomプロフィール画面右上にある「メニュー(縦の3つの点)」を開き「公式アカウントを見る」をタップします。LINE公式アカウントのプロフィールに移動するので、そこから友だち追加できます。企業のLINE公式アカウントの場合、友だち登録によるインセンティブを動画内で訴求することにより、動画視聴→友だち登録の動線を作ることができます。▼関連記事LINE公式アカウントの友だち追加経路・流入分析を行う方法は?

フォローすると相手に通知される?

LINE VOOMでユーザーに新しくフォローされた場合は通知が届きます。

通知が不要な場合、LINE VOOMの設定画面に「LINE VOOM通知」という項目がありますので、ここで「すべての通知」や「新しいフォロワー」などの通知を個別に切り替えることが可能です。

動画の収益化について

ちなみにこのLINE VOOMは、YouTubeのように再生回数などに応じて収益化を図ることも可能です。

ただし収益化できるアカウントには条件があり、まずはLINE公式アカウントであること。
さらにフォロワーが500人以上いること。
直近の累計動画再生時間が50時間以上であること。

この条件を満たしていれば、収益化が可能となります。

まとめ

LINE VOOMは、LINEが提供する外部拡散機能があるプラットフォームです。

LINE公式アカウントを開設した後に友だちが増えないと悩む企業のマーケティング担当者は多く、SNSを活用した新規集客はどの企業も検討しているのではないでしょうか。

Instagramやtiktokなどでコンテンツを発信している場合は、ぜひLINE VOOMも検討してください。ショート動画プラットフォームなので、自社にあるコンテンツを活かして工数をあまりかけずに無料で発信することが可能です。

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この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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