LINEビジネスマネージャーの特徴とは?導入メリットや活用事例は?

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LINEビジネスマネージャー(以下、ビジネスマネージャー)とは、LINE内外のサービスを横断した広告配信や分析を目的として、データを広告主単位で統合して管理できるサービスのことです。
本記事では、LINEビジネスマネージャーの特徴・導入メリット・活用事例について紹介します。

 

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LINEのビジネスマネージャーとは?

画像引用元:PRTIME「LINE、LINEのデータと広告主が持つ自社データなどを統合管理して広告配信に活用可能な「ビジネスマネージャー」の提供を開始

LINEビジネスマネージャー(以下、ビジネスマネージャー)とは、LINE内外のサービスを横断した広告配信や分析を目的として、データを広告主単位で統合して管理できるサービスのことです。

2021年10月27日(木)から提供を開始し、ビジネスマネージャーを活用することによって、複数の広告サービスのアカウントデータをLINE公式アカウントやLINE広告での配信に利用できるようになりました。

これらを活用することで、自社サービスを横断したプロモーションやキャンペーンを最適化し、より効果的な運用が期待できるといえるでしょう。

クロスターゲティングとの違い

これまで、LINE株式会社は広告サービスにおける横断的データ活用によって最適な広告配信を実現する機能「クロスターゲティング」の提供をしています。

しかし、クロスターゲティングはデータ活用の共通基盤ではなかったため、「すべてのサービスを横断した広告配信や配信後の分析が難しい」という課題がありました。

そこで、LINEのユーザーIDに紐づくデータ収集、データの統合・連携、分析・レポート、オーディエンス活用までを1つのソリューションとして体系化したのがLINEビジネスマネージャーです。

LINEビジネスマネージャーで出来るようになること

画像引用元:LINE株式会社 公式サイト「ビジネスマネージャー」より

ここでは、LINEビジネスマネージャーを導入することで可能となる「データの収集・統合」「オーディエンスに合わせたデータ活用」「分析レポート」について解説します。

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データの収集・統合

LINEビジネスマネージャーを活用してあらゆるデータを集約することで、LINEや関連サービスの幅広いデータと安全な環境の中で統合管理できるようになります。

オーディエンスに合わせたデータ活用

LINEビジネスマネージャーでオーディエンス(※)を作成して各サービスで横断利用することで、一人ひとりに最適化したコミュニケーションを可能にします。

(※)オーディエンス:広告メッセージの受け手のこと。

分析・レポート

LINEビジネスマネージャーを活用して、LINEや関連サービスのデータとかけ合わせて分析することにより、新たなインサイト(※)の創出を可能にします。

(※)インサイト:消費者の購買行動の根底にある、時には本人さえも気付いていない動機・本音のこと。

どのようなデータを蓄積可能なのか?

画像引用元:LINE株式会社 公式サイト「ビジネスマネージャー

ビジネスマネージャーを利用して共有できるオーディエンスは、下記の5つとなっています。(2022年8月時点)

Talk Head View

データタイプ内容
画像クリックTalk Head View (静止画) のバナーをクリックしたユーザー
動画視聴Talk Head View (動画) を視聴したユーザー
アクションボタンクリックTalk Head View (動画) の「詳細はこちら」をクリックしたデータ

LINE広告

データタイプ内容
IDFA/AAID アップロードアップロードしたIDFAリスト
電話番号 アップロードアップロードした電話番号リスト
Email Address アップロードアップロードしたEmailアドレスリスト
ウェブトラフィックLINE Tagのトラッキング情報を基にしたリスト
画像クリック画像をクリックしたユーザー
動画視聴LINE広告で動画を視聴したユーザー
アプリイベントアプリイベントのオーディエンス
友だち/ブロックユーザー該当のLINE広告のアカウントに紐づくLINE広告アカウントの友だち/ブロックユーザー
類似拡張ソースオーディエンスに類似したユーザーをLINE内で拡張したオーディエンス

LINE公式アカウント

データタイプ内容
インプレッションメッセージを開封したユーザー
クリックメッセージのリンクをクリックしたユーザー
ユーザーIDアップロードアップロードしたユーザーIDリスト
チャットタグChat Tag を利用したオーディエンスリスト
IDFA アップロードアップロードしたIDFAリスト
追加経路友だち追加経路別のリスト
ウェブトラフィックLINE Tagのトラッキング情報を基にしたリスト

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LINE NEWS TOP AD

データタイプ内容
静止画ClickLINE NEWS TOP AD (静止画) のバナーをクリックしたユーザー
動画視聴LINE NEWS TOP ADの動画を視聴したユーザー
アクションボタンClickLINE NEWS TOP ADの「詳細はこちら」をクリックしたデータ

ビジネスマネージャー

データタイプ内容
ウェブトラフィックオーディエンスLINE Tagのトラッキング情報を基にしたリスト
IDFA/AAIDアップロードアップロードしたIDFAリスト
電話番号アップロードアップロードした電話番号リスト
メールアドレスアップロードアップロードしたEmailアドレスリスト

※共有できるオーディエンスは、変更されることがあります。ご自身で登録・取引をする際には、必ずLINE公式サイトをご確認ください。

LINEビジネスマネージャーの活用方法とは?

では、ビジネスマネージャーの活用方法は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、以下の3つの具体例を解説していきます。

 ・ブランド横断施策による客単価向上

 ・効率的な友だち獲得

 ・初回購入済みユーザー追いかけによるリピート率向上

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ブランド横断施策による客単価向上

複数のブランドを横断したキャンペーンを実施し、メッセージや広告配信に活用することで、クロスセルによる客単価向上を狙うことが可能となります。

例)動画広告を配信し、その視聴データを複数ブランドそれぞれのLINE公式アカウントでのメッセージ配信や、LINE広告の配信に活用する。効率的な顧客獲得が期待できる。

効率的な友だち獲得

反応の良い友だちと類似するユーザーに「友だち追加広告」を配信することで、見込みの高いユーザーに効率的にアプローチをかけ、友だちを増やすことが可能となります。

例)既存ブランドのLINE公式アカウントで反応の良い友だちと類似するユーザーに、別のブランドのLINE公式アカウントの友だち追加を促す広告を配信。見込みの高いユーザーの効率的な獲得が期待できる。

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初回購入済みユーザー追いかけによるリピート率向上

初回購入済みユーザー限定のメッセージやクーポンなどの特典を配信することで、継続購入を促すことが可能となります。

例)Talk Head Viewで動画を視聴したユーザーに対して、LINE広告とLINE公式アカウントでリターゲティング配信を実施。自社キャンペーンや自社商品に興味を持っているユーザーの効率的なコンバージョン獲得が見込める。

参照:PRTIME「LINE、LINEのデータと広告主が持つ自社データなどを統合管理して広告配信に活用可能な「ビジネスマネージャー」の提供を開始

ビジネスマネージャーは広告ごとに1つの独立した管理画面で一括管理できます。

各アカウントによって管理する部署や管理画面にログインできる関係者が違っていたりして、うまくクロスターゲティングが進められなかったが、本当はデータの横断活用を進めていきたい!という企業にとっては特におすすめです。

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まとめ

今回は、ビジネスマネージャーの特徴と導入メリットについて解説しました。

LINE内外のデータを一元化して管理・活用できるようになることで、ユーザーとのコミュニケーションを最適化することが可能となります。

企業や店舗などが、ビジネスマネージャーを取り入れることで、広告配信の幅が広がり、効率的なユーザー獲得やコンバージョンが期待できるようになるでしょう。

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この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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