LINE公式アカウントとは?機能や料金、事例を解説

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「LINE公式アカウント」とは、企業や店舗用のLINEアカウントです。LINEで家族や友だちとコミュニケーションを取るのと同じように、 日常に溶け込みながらユーザーに対してメッセージやクーポンを配信することができます。

 

この記事では、マーケティングにLINEを活用しようと考えている方に向けて、LINE公式アカウントの基本的な機能や価格、実際の活用事例について詳しく解説していきます。

 

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントは簡単にいうと企業の公式LINEです。

飲食店などの店内に「公式LINE始めました!友だち登録で次回使える10%割引クーポンプレゼント!」というpopがあるのを 見たことはないでしょうか。あれがLINE公式アカウントです。

LINEを使って店舗へ集客したり、企業の製品を知って購入してもらったりする「LINEマーケティング」を実施する際には、「LINE公式アカウント」の開設が必要になります。

InstagramやTwitterを使ったマーケティングもありますが、LINEは日本国内で7割以上の利用者を抱え、SNSの中で圧倒的なシェアを誇示しているため、デジタルマーケティングに取り組むならLINEを選択肢に入れることをおすすめします。

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LINE公式アカウントの機能

LINE公式アカウントの中で販売促進に活用できる主な機能は、以下の通りです。

プロフィール機能

LINE公式アカウントの顔とも言えるプロフィールは、企業や店舗、ブランドの基本情報を掲載できるページです。

アイコン、営業時間やアドレスなどの基本情報ほか、WebサイトのURLや電話番号などの問い合わせ先を伝えることができます。

リッチメッセージ機能

テキストのみのメッセージより、画像を用いて配信することで、視覚的にわかりやすく、多くの情報を伝えることができます。リンクを設定することで、ユーザーを自社サイトやキャンペーンページへ誘導できます。

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リッチメニュー機能

ユーザーがLINE公式アカウントのトーク画面にアクセスした際、画面下部に大きく表示されるメニューです。

画面を大きくするためユーザーの注意を引きやすく、リンク先の予約ページやECサイトなどに誘導することができます。

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あいさつメッセージ

お友だち登録をしてくれたときに、最初に送信されるメッセージです。

クーポンなどを送付しLINE公式アカウントをお友だち登録し続けるメリットを伝えることがポイントです。

ステップ配信

あらかじめ用意しておいた内容・タイミング・期間でメッセージを自動配信できる機能です。

追加してからの日数やユーザーの属性に合わせた配信ができます。

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LINEチャット機能

ユーザーと、直接1対1でコミュニケーションを行うことが可能です。予約や問い合わせに 対し、テキストで説明が難しい内容は画像を送ることで解決できます。

ユーザーとの会話は、他のユーザーには見えません。

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自動応答メッセージ機能

ユーザーからメッセージを受信した際、自動で送信されるメッセージです。ユーザーから送信されたメッセージに含まれる「キーワード」に対して、どのような「内容」を返信するかを管理画面上で設定することができます。

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LINEチャットボットの活用方法や機能について

クーポン機能

LINE公式アカウントを友だち追加してくれたユーザーに対して、企業や店舗で利用できるクーポンを配信することができます。

割引やプレゼントなど、お得な情報を届けることで集客や来店促進につながることができます。

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ショップカード機能

LINEで管理できるポイントカードです。商品購入時などにポイントを付与し、一定のポイントが貯まったら特典がつく設定をしておくと、再来店を促すことができます。

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リサーチ機能

LINEユーザーから投票形式やアンケート形式で意見を集計できる機能です。集めた意見をもとにサービス改善をおこなったり、満足度調査をすることもできます。

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LINE公式アカウントの料金

LINE公式アカウントは開設するだけなら無料です。

無料で使えるコミュニケーションプランのほか、有料のライトプラン、スタンダードプランがあります。

いずれも無料で使える通数が決まっており、

基本的に通数課金(ユーザーに配信するメッセージが多くなるほど月額利用料がかかる)となっており、スタンダードプランだと 30,000通/月で15,000円、それ以上は1通あたり3円の課金となります。

料金プランについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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LINE公式アカウントの活用事例

ここでは、LINE公式アカウントを導入することで実際に効果のあった成功事例を紹介します。

美容クリニック業界

LINE公式アカウントを導入することで、1to1のチャットができます。友だち登録したユーザーに定期的にコンテンツ配信をしつつ個別チャットで質問も受け付けられるので、 無料カウンセリングの予約率をアップさせることができます。

またbot(自動返信)を活用することで、よくある質問にも工数をかけずに対応することができます。 美容クリニック・サロンのLINE活用事例はこちらから見ることができます。

EC業界

LINE公式アカウントを作っておくと、購入まではいかなかったユーザーに対してLINE友だちという受け皿を作ることができます。(WEBサイトから離脱する時にポップアップを表示させて、友だち登録をうながす)

また、友だちとしてつながっておくことで新商品 キャンペーンの告知、リピート購入のリマインドなどもLINEで配信できます。

塾・スクール業界

LINE公式アカウントを持っておくと、保護者・生徒のどちらにも使えます。

まず保護者の方には塾の選び方や相談にLINEを使ったチャットで対応することができます。ただチラシ をばら撒くよりも、無料体験に来てくれるお客様は間違いなく増えます。

また、よくある質問をbot(自動返信)対応することでスタッフの工数を削減することができますし、受験や英検の情報などもLINEで直接送ることができます。

プリントを印刷することもないですし、回答されたかどうかもLINE公式アカウントの管理画面でわかるので便利です。

人材業界

新卒・中途含め人材業界の方にとってもLINE公式アカウントは活用できます。ユーザーが会員登録してくれなくても、LINEの友だち登録ならハードルが低いです。

LINEでつながったユーザーに対して新規求人情報を配信したり1to1のチャットでコミュニケーションを とることにより、キャリアコンサルタントとの面談や会員登録につながります。

LINE公式アカウントの注意点

ここからは、デジタルマーケティングでLINE公式アカウントを導入する際の注意点について紹介します。

集客

LINE公式アカウントを導入したあと、そのアカウントの友だち登録者数を増やす必要があります。LINE公式アカウントをはじめる際は、友だちをどうやって増やすのかを前もって考えておくのが大事です。

具体的なテクニックはたくさんあるのですが、一番の注意点は「インセンティブ(友だち登録をするメリット)があるか?」です。

個人的な話をしてしまうのですが、やはり飲食店で机の上に「友だち登録で本日のお会計から10%OFF!」というpopがあると思わず登録してしまいます。

もう1つは診断コンテンツ。「いくつかの質問に答えるだけで、あなたにおすすめのダイエット方法が動画で見れます!」こんな訴求があれば僕はもちろん登録しますし、奥さんにもシェアすると思います(笑)

教育

ナーチャリングとも言いますが、友だち登録してくれたユーザーをCV(コンバージョン)までもっていくことです。ここも注意しないと、LINE公式アカウントの結果が中々出ない可能性があります。

あなたが美容グッズを売っている企業だとします。

例えば、先ほどの例で僕はダイエット動画が見たくて友だち登録しましたが、ここでいきなり「顔やせローラーが期間限定で10%OFF!この機会に!」 と言われても全くピンときません。

アンケートでどこに悩みがあるか、その悩みを解消するにはどれだけの方法があっておすすめはどれかなど、僕が顔やせローラーを購入するにはいくつかのコンテンツによる「教育」が必要です。 ここも最初から考えておく必要があります。

一斉配信

これからLINEを始めようとしているマーケティング担当の方には気をつけてほしいのですが、数千人以上の友だちが見込める企業の場合は一斉配信に注意してください。

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、従量課金です。無料配信枠を超えてメッセージを送る場合、特にお友だち数が多い場合はメッセージ配信費が高くなりすぎて費用対効果があわなくなる恐れがあります。

例えば、友だち登録者数1万人の場合で考えてみましょう。

スタンダードプランの無料メッセージ配信数は30,000通です。単に一斉配信をすると、週4回配信で40,000通。無料枠を超えたメッセージは1通あたり3円の追加費用がかかりますので、追加費用として3万円かかります。

ステップ配信やシナリオ配信(最初にアンケートに答えてもらい、アンケートの回答によってその後の配信を出し分け)する場合、1人あたりの通数は最低でも10通以上となります。

そうなると月間10万通の配信となるため、スタンダードプランの無料枠を超えた7万通に対して1通あたり3円かかるため、月額21万円もの費用がかかります。

これを防ぐには、ユーザーを属性に分けて配信する「セグメント配信」が必要になってきます。この後で紹介するLINE運用の教科書、「打ち手16」に詳しく書いています。

まとめ

この記事では、ビジネスで使用するLINE公式アカウントについて紹介しました!。開設するだけなら無料でできるので、まずは試してみてはいかがでしょうか。 弊社のノウハウを詰め込んだLINE運用の教科書がダウンロードできますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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導入後もLINEのマーケティング活用を知り尽くしたサポートチームが継続的にアシストします。オンライン面談や各種セミナーの実施もしておりますので、少しでも気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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