導入事例
1日で1万人の友だち獲得!マスメディアとLINEを連携する方法とは?創英ゼミナールのマーケティング戦略を紹介
創英コーポレーション
塾・教育

LINE公式アカウント活用・運用サービス「MicoCloud」 - 導入事例 -
個別指導塾「創英ゼミナール」を展開する株式会社創英コーポレーションでは顧客とのコミュニケーションにおいて「MicoCloud(ミコクラウド)」を採用しています。
創英ゼミナールは、問い合わせ数の最大化を実現するために、Web広告を軸とした集客だけではなくマスメディアとLINEの連携にも取り組んでおります。
そこで、マーケティング部 部長の山田卓也様に塾業界のマーケティング戦略や今後の展望についても話をうかがいました。
株式会社 創英コーポレーション マーケティング部長 山田卓也様
関東で125校を展開する教育関連企業
Q.簡単に事業内容についてご説明をお願いいたします
創英コーポレーションは教育事業をメインとし、東京・神奈川で個別指導塾「創英ゼミナール」を展開しております。おかげさまで順調に校舎を増やしており、2022年12月時点で125校になる予定です。
Q.山田様の業務内容を教えていただけますか?
創英コーポレーションを含む「SOUEIグループ」各ブランド全体のマーケティングを担当しています。我々マーケティング部門のミッションは問い合わせの獲得がメインで、営業系部門と連携して入塾者の増加に向けて日々業務に取り組んでいます。
出典:創英ゼミナール公式サイト
オンラインからの集客を重視し、マスメディア×LINE施策を実施
Q.問い合わせ獲得のために従来はどのような施策を行っていましたか?その上で、どのような課題がございましたか?
問い合わせの経路はオフラインとオンラインに大きく分かれます。
オフラインからの獲得経路は主に2つでして、まず友達や兄弟姉妹が通っているなどの紹介や口コミ。もう1つはチラシ集客を行っていました。オンラインからの獲得はWEB広告やSEO集客からの問い合わせです。
最近ですと、新型コロナウイルスによる影響が社会に出始めた時期からチラシの効果がどんどん悪化したので、Web広告に限らずオンラインからの集客がより重要になってきています。
Q.その流れから、いま実施している「マスメディア×LINE」の施策が始まったのですね。
はい。社内でマーケティング施策を議論する中で「毎年TV放映している”解答速報”の視聴者に向けて、WEBを結びつけたマーケティングができないか」というアイデアが挙がりました。
リスト化後の活用の観点から、すでに保有していたLINE公式アカウントを利用するのが良いだろうということでMicoworksさんに相談させていただき、現在の「合格可能性診断」コンテンツがスタートしました。
<補足情報>
創英コーポレーションでは神奈川県公立高校入試の当日にテレビ放映される「解答速報」の監修を担当している。
多くの生徒が視聴するこの機会を有効に活用すべく、その番組中に二次元コードを出すことで、Micoworksと共同開発したコンテンツ「合格可能性診断」へと導き、LINEの友だち登録を獲得できるよう設計している。
出典:合格可能性診断Webサイト
1日で1万人の友だち登録獲得
Q.診断コンテンツはニーズもありますし、かなり有効な施策だと思います。具体的な成果は出ておりますでしょうか?
合格可能性診断により、100名程度しかいなかった友だち登録者がわずか1日で10,000人を超える結果となりました。
友だち登録者数とはつまり、“見込み客”の数を表しています。今後は登録いただいた方をセグメントで分け、ステップ配信などのコンテンツをつくり込むことで、問い合わせや入塾へとつなげていきたいと考えています。
Q.1日で10,000人以上の友だち登録はすごいですね!施策の部分をもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
テレビ神奈川で、神奈川県の公立高校の入試当日に解答速報や競争倍率を紹介する「神奈川県公立高校入試問題解答速報」という番組があるのですが、その監修を例年、創英ゼミナールで担当させていただいています。
そして、番組中でLINE友だち登録してもらえば「合格可能性診断」ができますよ、と訴求しています。解答速報で「丸付けし終わったらやってみてくださいね」という感じです。
QRコードを読み込むと自動的にランディングページに遷移します。そしてLINEの友だち追加していただくと、リッチメニューのところに「合格可能性診断はこちらから」と表示されます。
フォーム画面で5教科の点数と内申点を入力して、志望校を選択するとAからEまでの診断結果が出てきます。
Q.受験生からするとかなり嬉しいコンテンツですね。
実際にはテストの点数と内申点だけでなく、面接等の指標が加味されます。また、その年ごとの試験の難易度によって合格点が上下するため、結果を保証するものではありませんが、判定基準に関しては、大手の模試開発会社の支援を受けて設定しています。
判定結果をLINE内で反映するためにMicoworksさんにもサポートいただいているので、より多くの方に使ってもらえると嬉しいですね。
Q.フロー構築に向けて、弊社のMicoCloud(ミコクラウド)だったからこそ実現できたと感じる部分はございますか?
まず、今回のようなユニークな案件でも快く相談に乗っていただけたのがありがたかったです。サポートやコンサルティングがないLINEツール会社もあるので。
また友だち登録してもらった後ですが、通常のLINE公式アカウントだとその回答結果によって配信内容が変えられないんです。
こちらとしては、「合格可能性診断で選んだ志望校のレベルに合わせて配信内容を変える」というのをやりたくて。この友だち獲得から、その後の問い合わせ最大化まで一気通貫でサポート対応可能なのがMicoworksさんでした。
合格可能性診断は次回で3年目となります。「この属性の人に/このタイミングで/このコンテンツを」セグメント配信すると決めた上で、「反応してくれた人には、次にこんなコンテンツを出していく」という部分を相談しながら作り、より問い合わせを増やしていきたいと考えています。
創英コーポレーションのマーケティングについて
Q.チラシなどのオフラインマーケティングからデジタルへのシフトという話がありましたが、一方でCookie規制や競合参入による広告単価の高騰など、中長期的には広告効率が悪化していく背景もあるのではと思います。
その中で、トリプルメディア戦略でいうペイド・オウンド・アーンドに関する課題の認識はお持ちでしょうか?
参考:MarkeZine「N=1の顧客を捉え、売上を上げるための「アーンドメディア」活用のポイントとは?」
弊社は創業以来、2ケタの平均成長率を維持しており、急成長を支えるメディア戦略としてペイドに偏っているところがありますが、おっしゃる通り入札単価がここ1年でも非常に高騰しており、ROIの悪化が課題となっております。
トリプルメディアのうち、ペイドでの伸び悩みを鑑み、アーンドはMicoworksさんに協力いただいているLINE、オウンドはSEOを中心に考えており、被リンク獲得なども注力し始めているところです。
Q.今後はお客さまに提供するコンテンツが重要になってきそうですね。
質が高く、お客さまに喜んでいただけるコンテンツを作るところは今後重点的に取り組んでいく予定です。リソースが限られている中ではありますが、お客さまの属性や接点に合わせたコンテンツを企画・制作し発信していきたいですし、コンテンツを汎用的なものにしてトリプルメディアで活用することも重要と考えています。
本日は貴重なお話をありがとうございました!
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